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<養育費の巻>


11.自主的に養育費を払ってもらうには?その1


養育費が止まったら、内容証明郵便を送ること

参考書には、そう書いています。


本当にそんな簡単なことでしょうか?
少し考えてみてください。

相手が養育費を支払わないのは何か理由があるでしょう。


単に嫌がらせで支払いを止めているケースもあります。
相手が地元有数の医者で年収2,000万円とか政治家とか。

そのような方は社会的信用が大事です。
裁判にかけられ、地元の評判を落とすことに対して敏感です。
内容証明を送ることで、結果として効果があるかもしれません。


ただ、ほとんどの場合、養育費を払わない理由は1つです。


「お金がない」




貯金がない人に対して
「来週までに振り込まないと裁判にかける」と脅しても
やはり「払えないものは払えない」と切り替えされてしまいます。



内容証明は打出の小槌ではないので
お金が自然と湧き出てくることはありません。



それでも自主的に養育費を払ってもらえる方法があります。


それは・・・

10月2日、こんなメールを頂きました。
お名前以外はそのまま転記します。

(ここから手紙の転記)


露木さま

お世話になっております。



9月28日に50万円の入金がありました。
内容証明の金額を了解したものと思われます。



このまま息子が大学卒業するまで入金がある事を願いたい
ですが、またお世話になる事があるかもしれません。



この度は本当にお世話になりました。

露木さまのHPに行き当たるまで、他の方にメール相談した事も
あります。しかし、みんな同じような回答でした。
今まで振込んでくれたのだから電話で相談してみたら・・・
との事でした。そんな事できるなら相談なんてしてません。



内容証明の効力など本当に良く分かりました。
また、間違った知識、噂に惑わされてた事も良く分かりました。


丁寧に相談に乗って頂き心から感謝しております。
できるなら二度と露木さまにお世話になる事が無い様に
祈りたいです。

私のように間違った知識を持って泣き寝入りしてる人たちを
一人でも多く救ってあげて下さい。


本当にありがとうございました。
今後の益々のご活躍をお祈りしております。


M・Mより


(転記終わり)



そろそろ明日の運動会の準備がありますので、このへんで。

ここのところバタバタしていますが
時間が取れましたら、続きをお送りしますね。


参考書に書いてある内容証明の書き方と、本当の専門家が書く内容証明の違い
自主的に養育費を払ってもらう方法

なんてところを書こうかな、と考えています。




<自主的に養育費を払ってもらうには?その2>

前回は
お金がない人は、参考書通りの内容証明を送ったところで
貯金がないので、養育費を払ってもらえない
というお話でした。

今回はそれでも自主的に支払ってもらう方法、
というお話です。




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私は今までこんな人を見てきました。




養育費の支払いを苦にして自殺した人

ある日、突然、住民票を移さずに姿を消した人

養育費を払うためにサラ金から500万円の借金をした人





養育費は法律で決まっている親の義務です。
養育費を請求するのは正当な権利です。
それを否定する気は全くありません。

ただ、これは建前で、私たちが現実として生きている社会は
建前だけでは生きていけません。
権利を振りかざしたところで、その通り上手くいくことは稀です。






養育費が止まる理由
それはお金がない、ことです。


お金がない理由
それは様々です。

■ 会社の業績が悪く、給料が下がった
■ 再婚して再婚相手との間に子供が出来た。
■ 両親が病気になり、治療や介護でお金がかかる。




このような状況で、教科書通りの内容証明が届いたら、どうでしょう。

「養育費未払い分が300万円である。指定口座に一括で振り込まなければ
裁判に訴えるので、あらかじめご了承ください」

払えるなら、とっくに払ってる。
こっちの事情も知らないで、勝手なことを。


そう思われたら、自主的に養育費を払ってもらうのは難しくなります。

本当に裁判まで視野に入れて行動するのでしたら良いです。
ただ、ほとんどの場合、内容証明は「ただの脅し」ですので
そこまでの覚悟は決めていません。



今日、一番はじめにお話したように
「養育費が払えない。どうしたらいい?」という男性からの相談を受けています。
それほど多くはありませんが、毎月10件ほどでしょうか。



つまり、私は
「養育費がもらえない」女性
「養育費が払えない」男性
両方の気持ちが分かります。



ですので、前回お話したMさんのケースでは、こんな感じの内容証明を作りました。



「あなたが再婚し、子供が出来たことは知っている。
その事情も考慮して、あらためて養育費の金額を決めたい。
あなた、そして再婚相手の源泉徴収票、そして戸籍謄本を郵送しなさい」



このケースは未払い分が50万円と小額ではあったのですが
内容証明到達後、1週間で全額、振込があったそうです。
その上で養育費を再計算し、その内容を公正証書に残しました。




この方法がすべてのケースで100%有効、というわけではありません。
お金が有り余ってるのに、嫌がらせで養育費を払わない人には
参考書通りの内容証明でも十分、効果があるでしょう。



ただ今回お話したように、同情すべき事情がある場合
あまり強行な手段な内容で請求してしまうと
「自主的な養育費支払い」で解決するのは困難です。



夫婦は離婚をしたら赤の他人で、今後、人間関係を作っていく必要はありません。
ただ他人同士でも「人間・対・人間」ですから
ほんの少しの気使いや気持ちを考えてあげることで
解決がスムーズになることもあります。


すでに離婚された方はもちろんですが
これから離婚される方にも参考にはならないでしょうか?





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